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2002/2003 (平成14年度）♪ウィークエンドコンサート日記♪
【第４回】 2003年2月28日（金） ～「ボン・ボワヤージュ！（よい航海を！）～
出演：久保田 悦子（ピアノ），劉 虹（ピアノ），舘亜沙美（ソプラノ）
《プログラム》
・ムソルグスキー『展覧会の絵』から，シューマン『森の情景』から，『子守歌』を集めて 他
平成14年度最後のコンサートでした。この３月に修士課程を修了予定の３人が、それぞれの研究の成果を発表してくれました。このウィークエンドコンサートを立ち上げたいという私の想いに賛同し、授業の中で企画・運営法について学び、アイディアを出し、運営や演奏を手伝ってくれた学生たちです。修士審査時の緊張感はほぐれて、研究を成し遂げた自信と余裕のある熱演でした。ほぼ満員の会場のお客様はみな笑顔、温かい拍手が送られました。
【第３回】 2002年１月31日（金） ～あなたに贈ります・・・恋の歌～
出演：松濱 敏郎（バリトン） 高木 裕美（ピアノ）
《プログラム》
・シューマン／詩人の恋 全16曲
新しい年を迎え、雪の日が続きました。この日も学内にはたくさんの雪が残り、足下の悪い中をウィークエンドコンサートにお客様が集まってくださいました。ドイツで生まれたシューマンの数々の作品。クララとの熱い愛を音楽に託し、そのメロディーは特に寒い季節にもってこい。心が洗われるような美しさと溢れ出る激しさを持っています。松濱先生はシューマンへの想い、そして音楽への想いを語られながら、詩人の恋を歌い上げてくださいました。私も、この作品には思い出があります。ドイツ留学時代に毎日耳を傾け、恋の世界に、そしてドイツの香に心を奪われていました。今日、初めて、松濱先生と共演させていただき、また詩人の恋を弾かせていただき、良い思い出になりました。
【第２回】 2002年11月22日（金） ～高木 裕美・・・晩秋・ピアノファンタジー～
出演：高木 裕美（ピアノ）
《プログラム》
・ドビュッシー／映像 第Ⅱ集（Ⅰ，葉ずえを渡る鐘の音 Ⅱ，そして、月は廃寺に落ちる Ⅲ，金色の魚）
・ショパン／バラード 第４番
・後藤 丹／故郷による幻想曲
前回よりさらにお客様が増えて、うれしい限りです。この日は、晩秋の夕暮れ、幻想的なピアノ作品をたっぷりとお楽しみいただきました。ドビュッシーの映像第２集は、小品３曲から成っていて、印象主義の絵画、また、東洋からのイメージで書かれています。ショパンのバラードは、実に深い心にしみる作品。そして、故郷による幻想曲は、長野県飯田高校にある100年前のピアのを修復しその披露記念コンサート（2000年10月）のために後藤丹（ごとうまこと）氏が書かれた作品。譜面をいただいて大好きになり、この夏のレコーディングに続いて再演しました。どの作品も会場のお客様に喜んでいただいうれしい限りです。
【第１回】 2002年９月27日（金） ～クラシックの世界へようこそ～
出演：久保田 悦子（院２），舘 亜沙美（院２），石塚 和華（OG），高木 裕美
《プログラム》
・私を泣かせてください／ ヘンデル
・恋とはどんなものかしら／モーツァルト
・エリーゼのために／ベートーヴェン
・ドレミの歌／ロジャーズ・・・お客様と一緒に
・夢路より／ フォスター
・歌のつばさに／メンデルスゾーン
・雨だれ／ショパン
・英雄ポロネーズ／ショパン
・花／滝 廉太郎
約50名のお客様と一緒に楽しくコンサートは終了しました。学生たちも熱演。すばらしいデビューでした。
皆様からご好評をいただき、好スタートをきりました！！今後が楽しみです。
