ザ・ソナチネ倶楽部2008 レポート
2008年 第1回（オープニング・ランチ・パーティ）
2008年 第2回（はすの花を見に行こう）
2008年 第3回（バス遠足）
2008年 第4回（三国探訪＆ワイワイランチ）
2007年 倶楽部レポート
ザ・ソナチネコンサート
ザ・ソナチネ 2008 ～高木裕美 七色ピアノ音語り～
日 時：2008年12月7日 午後2時開演
会 場：福井新聞社 風の森ホール
出 演：高木裕美（ピアノ） 小松長生（指揮・映像出演）
ゲスト：宇野哲之（チェロ）
思わぬ寒波に見舞われ、リハーサルの12月6日から雪模様の寒い天気となりました。でもコンサート当日は雪もやみ時々陽がさしてくれました。おかげさまでチケットは10日前にはほぼ完売状態。ザ・ソナチネ倶楽部員や、協賛・後援各社、また、たくさんのファンの方々のご協力で無事に本番の日を迎えることができました。
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今年は、ピアノからあふれる様々な音色（おといろ）をたっぷりとお聴きいただく企画しました。前半は子供たちに贈りたい小品を、後半はチェロ＆ピアノデュオの大曲と日本の美しい作品を選びました。モーツァルトとショパン、そして、私の大事な作曲家・後藤丹氏の作品に絞って、ピアノの「音語り」を楽しんでいただきました。
第１部．モーツァルトの『ソナタ』は私が子供のころ特に好きだった作品です。心地よい響きのホールで快適に演奏できました。『こどもたちへ』では、後藤さんが楽譜に書かれたメッセージを紹介しながら選んだ風景写真を映し出しました。『踏まれた猫の物語』は子供たち大好きな「猫踏んじゃった」から音楽が展開するので、後藤さんにお話を作っていただき演奏の前に読んでいただきました。そして、それに沿って知り合いの女性（K・Tさん）にかわいい絵も描いてもらいました。初演の響きは、夢あるストーリーとかわいい絵で会場のお客様を微笑みで包むことができました。
第2部。ショパンのチェロソナタは、私自身がどうしても演奏したかった作品です。ピアノの存在が非常に大きく、チェロとピアノが対等に絡み合いながらショパンの深い想いを表現している大曲かつ難曲です。宇野さんはいつもながら誠実で自然、そして男性らしい堂々とした深い表現で共演してくださいました。これまでの過程で会心の出来だったと思います。後藤さんがこの日のために書いてくださった『三国節幻想～チェロとピアノのための』は、三国節の旋律を朗々とチェロが歌い、ピアノとの響きあいが美しい名曲。そして、森山直太朗の『さくら』。ザ・ソナチネ倶楽部員のリードで会場全体での温かい二重唱はみなさんの素敵な思い出になったことでしょう。
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アンコールは後藤氏の『さくら幻想曲』。9月にカナダで初演をすませていますが、福井の皆さまにぜひ聴いていただきたかった。
リサイタルともいえる内容でありながら、『ザ・ソナチネ』の持つわかりやすさや親近感、映像から広がるさらなるイメージ等を失わないように努めることはたいへんな仕事でしたが、会場のお客様の温かい反応をストレートに感じながら無事コンサートを終えることができました。コンサート後たくさんの方々から嬉しい感想をお寄せいただきました。また、写真を提供してくださったザ・ソナチネ倶楽部員の釣部さん、お忙しい中、映像出演にご協力くださった小松長生さん、その他このコンサートのためにご協力くだった多くの方々に心からお礼を申し上げます。
プログラム
～こどもたちへ～
モーツァルト 作曲 ピアノ ソナタ ニ長調 K.576
第１楽章 アレグロ
第２楽章 アダージョ
第３楽章 アレグレット
後藤丹 作曲 ピアノ作品集『こどもたちへ』より
・花の精が舞い降りる ・小さな灯台への道
・鳥たちの海
・雪がふりだした
・日は暮れて星が輝く
後藤丹 作曲 踏まれた猫の物語【初演】
◇◇◇ 休憩 ◇◇◇
第１部 ～ふるさとへ～
ショパン 作曲 チェロとピアノのためのソナタ ト短調 Op.65
第１楽章 アレグロ・モデラート
第２楽章 スケルツォ（アレグロ・コン・ブリオ）
第３楽章 ラルゴ
第４楽章 フィナーレ アレグロ
後藤丹 作曲 三国節幻想
～チェロとピアノのための～【初演】
森山直太朗・御徒町凧 作詞 さくら
森山直太朗 作曲
後藤丹 作曲 故郷による幻想曲
※アンコール・・・後藤丹 作曲 さくら幻想曲
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2008年 第1回（オープニング・ランチ・パーティ）
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