Pianist Yumi Takagi

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<2001年12月分>      

2001年12月30日(日)
 今年もあと1日。本当にあっという間の1年でした。「今年は少しゆっくり、じっくりやろう」と思っていたのに、ひたすら小品にのめりこんでしまいました。でも、おかげで、初心に返り、いろんなことを学び直しました。たくさんの人にも出会いました。
良い1年だったと思います。みなさん、ありがとうございました!

2001年12月22日(土)高木裕美ピアノコンサート in MIKUNI


 2001年12月22日高木裕美ピアノコンサートin Mikuni 福井県三国町のみくに文化未来館でのコンサート。心配した雪も止んで、超満員のお客様でうれしい悲鳴でした。実行委員のメンバーもドレスアップして少し緊張気味。ピアノの名曲を集めた第1部、「新しい出会い」と題したトークを交えての第2部では、小学校2年生の黒原未理ちゃんのかわいい歌声の後、三国高校合唱部の演奏が会場のお客様の感動を呼びました。第3部ではチャイコフスキーのくるみ割り人形を山崎洋子さんのお話しに乗せてをピアノ独奏版でお届けしました。スクリーンを使って、演奏中の手をお見せしたり子供たちの表情、三国の風景、そして、くるみ割り人形のさし絵等、目でも楽しめる演出で、お客様には大変喜んでいただけました。
 「クラシックコンサートなど億劫で行かれんワ」「コンサートホールまで遠いしノ・・・」という方々がたくさんいらっしゃいますが、身近にあるホールで、「ピアノのコンサートは楽しいものヤノ」と言わせてしまうような質の高い演奏と企画・演出を考えて、来年もがんばります!!


2001年12月11日(火)内田光子ピアノリサイタル in TOKYO
 
 私は日本人のピアニストでは、唯一、内田光子さんの大ファンです。それは幼い頃から変わっていません。以前住んでいたカナダでも大人気でした(・・・それから、亡き安川加寿子先生もあこがれのピアニストでした・・・)。今回チケットがとれて、サントリーホールのリサイタルに母と出かけました。この日前半のプログラムは、シェーンベルク:3つのピアノ曲,シューベルト:ソナタト長調「幻想」,そして後半はウェーベルン:ピアノのための変奏曲,ベートーヴェン:ソナタ作品111。
 相対する作品を見事なまでに弾き分けて、内田さん独自のピアノ音楽の世界を堪能しました。その集中力とスケールの大きさ、自由さ、品格、音色の豊かさ、そして魅力的なステージマナー・・・コンサートの余韻はホールの外のクリスマスイルミネーションと共にいつまでも輝いていました。

2001年12月8日(土)つかの間の休息
福井県三国町営の温泉:ゆあぽーと
 師走・・・12月でなくても、ここのところ少しオーバーワークぎみ。大学も11、12月は学生の研究が一番充実する時期。個々のレベルに合わせてのレッスンは力が入ります。同時に、学部全体や音楽コースの運営面での仕事や、コンサートの準備等、一日があっという間です。練習は、日中、少しの合間でポイントをさらい、帰宅してからの2時間ほどが集中しての重要な練習時間です。でも、体の凝りを取り除いたり、友達と食事をして楽しい時間を過ごすことは何よりのストレス解消、そしてエネルギーになります。今夜はひょっこり三国に立ち寄った小松長生さんと奥様のクリスティン、そして仲のいい友人とイタリアンでの夕食会。たくさんたくさん食べて笑って、つかの間の楽しい休息です。


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