『ザ・ソナチネ』 ・・・・・ 指揮者とピアニストが奏でる楽しいコンサート
【ザ・ソナチネ 2004 報告記】
・福井公演 2004年12月16日（木）午後6時開演 響のホール（福井市）
◆2002年から毎年12月に福井商工会議所の主催で開かせていただいている福井公演。今年は会場を響の ホールに移して開催されました。福井駅前にオープンした新しいホールはニューヨークの芝居小屋を思わせる斬新な作り。220席のキャパシティは、お芝居をはじめ様々な企画に対応します。「ザ・ソナチネ」では、映像もお楽しみのひとつ。大型スクリーンに映し出される映像は迫力満点で、どの席に座ってもステージ上の動きをキャッチできます。
◆もちろん超満員のこの日、小松さんとのソナチネアルバムの連弾からスタート。二人のこの１年の様々な出来事を映像をもとに振り返り、二人のトークも軽やか。今年の新企画「あなたも指揮者」コーナーでは、ベートーヴェンの「運命」の指揮に４人の方が飛び入り挑戦。子供から女性、ご老人まで、それぞれの指揮ぶりを見せてくださいました。
◆名曲コーナーは、小松さんのわかりやすいナビゲーションで、ショパン/華麗なるワルツ，シューマン/トロイメライ，シューマン（リスト編曲）/献呈，ショパン/別れの曲，を演奏しました。
◆後半では、“クリスマス・スペシャル”にふさわしく、小松さんとの連弾、ジョップリン/エンターテイナーで幕開 け。響のホールスタッフの方に、ホールの特徴をお話しいただいたあと、ゲストに料理研究家の天谷祥子先生をお迎えしました。世界のクリスマスケーキがステージに登場！間近に見る美味しそうなケーキの数々に会場からはどよめきの声。12月25日が誕生日の私のために特別に作ってくださったピアノの形のバースデーケーキは圧巻。感激でした。天谷先生の食と音楽にまつわる興味深く素敵なお話しをお聞きした後は、後藤丹（ごとうまこと）氏作曲、ピアノ曲《クリスマスの贈り物》の初演。世界中で人気のお馴染みのクリスマス曲の数々が、ピアノの音色であちこちから聞こえてくる、まるで魔法にかかったみたいな夢の世界。
◆そして、コンサート最後は、小松さんの指揮でエルガー/威風堂々。その美しく、堂々たる指揮ぶりに見惚れたお客様たち。
◆アンコールは今年大ヒットの冬のソナタ。そして、お馴染み、ラデツキー行進曲。ステージとお客様が一体となって、あっという間の2時間でした。
♪演奏曲目
・『ソナチネアルバム』から、第７番，15番
・ベートーヴェン：交響曲第5番「運命」の冒頭部分
・ショパン：華麗なるワルツ
・シューマン：トロイメライ
・シューマン/リスト：献呈
・ショパン/別れの曲
・ジョップリン：エンターテナー
・後藤 丹：クリスマスの贈り物（福井）
・後藤 丹：三国節幻想（三国）
・エルガー：威風堂々
*アンコール 『冬のソナタ』より「最初から今まで」，R・シュトラウス/ラデ
